2016年12月冬・編集発行・野尻湖フォーラム

私を訪ねてくれた蝶たち

文と写真 小林力

翌日、刈り草の始末に行くと、昨日と同じことの繰り返し。足早でこの日もカメラにゲットできなかった。しかし9月7日午後、同じ田圃の川掃除中に一個体が飛来し、近くの葦の葉の裏に止まって動かない。羽の裏の紋様からツマグロヒョウモンと判断。カメラにゲットしたが飛び去る気配がなく、指で捕らえケットラの運転台に放すも飛び立つ力がない。羽の鱗粉はほとんどなく、薄紙のように擦れきっていた。家に連れ帰るも翌朝には終末を迎えていた。

 このツマグロヒョウモンは8月22日の個体で、じらした私に己の終末の処理を求めてきたのかと思い、ビニール袋に入れ他の蝶の屍と共に保管した。その後、稲刈り、脱穀、藁切りと行く間にきれいな3匹の個体と出会い、カメラにゲットした。狭い山里とてここの田圃の他で出会うことがない。

 他にも驚くほどきれいな蝶がやってくる。⟩⟩⟩


クジャクチョウ

ヒオドシチョウ

テングチョウ

キベリチョウ

 


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