2016年12月冬・編集発行・野尻湖フォーラム

私を訪ねてくれた蝶たち

文と写真 小林力

 えんじ色にオレンジ模様を含ませた鮮やかな羽に大きな眼状紋の飾りを入れたクジャクチョウ。赤い羽に黒い斑点模様を並べ、羽の先端を紫色を帯びた黒で飾るヒオドシチョウ。尖った顔で地表ではすぐに羽を閉じてしまうテングチョウ、気早に飛び去る。チョコレート色の羽にブルーの斑点を並べその外側に黄色い縁どりをした大型のキベリチョウ。茶系の肌にオレンジの斑点模様を複雑に並べ、羽の先をオレンジの斑点で飾る。それを包むように茶系の縁どりをしたコムラサキ。茶色の羽が陽に透かしたりストロボの光を当てると紫に光る不思議な蝶だ。

 大型で翔脈(羽の筋)がはっきり抜き出たヤマキチョウ。黄色い羽にひとつだけ星の斑点を飾り、紅を引いたような赤い肩の線と触覚がきれいな蝶だ。もちろんカラスアゲハやキアゲハも飛来する。キアゲハは春型夏型、オスもメスも季節によって羽の紋様が変わる不思議な蝶だが、どこでも誰でも見られる身近な個体だ。⟩⟩⟩

コムラサキ ヤマキチョウ
カラスアゲハ キアゲハ

 


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