2017年8月夏・編集発行・野尻湖フォーラム

野尻湖ナウマンゾウ博物館のリニューアルに向けて

野尻湖ナウマンゾウ博物館
学芸員 渡辺哲也

はじめに

 野尻湖ナウマンゾウ博物館(以下、博物館と略す)は1984年(昭和59年)7月1日に開館し、今年、開館から34年目を迎えました。開館時の館名は野尻湖博物館でしたが、1996年(平成8年)に常設展示室の一部を展示替えしたのをきっかけに、ナウマンゾウの化石をメインに展示していることが館名から連想できるようにと現在の館名に変更しました。開館以来、大きな改修はこの展示替えのみで、建物の改修は一切おこなわれずに現在に至っていますが、このたび、9月4日から休館にし、来年3月20日のリニューアルオープンを目指して改修工事を実施することになりました。ここでは改修工事に至る経緯と、改修工事の内容、また、改修に伴って取り組んでいる活動等についてご紹介をさせていただきます。

構想策定委員会

 博物館が開館30周年を迎えたころ、我々博物館の職員は危機感をもっていました。年間入館者数が最多であったのは1990年(平成2年)で、8万2千人余の入館者がありましたが、それから徐々に減少し、ここ数年は3万人程度にまで落ち込んでしまいました。当然ながら入館料収入も減少し、町立の博物館ですから、信濃町から繰り入れられる金額も年々増えるという状況です。入館者の減少は当館だけの問題ではなく、野尻湖、あるいは信濃町全体の観光客が減少していることも背景にあり、こうした状況の中、果たしてこの先、これまでと同様にやっていけるのだろうかと、危機感をもつようになりました。 ⟩⟩⟩

 

 


文頭へ前へ次へ