2017年8月夏・編集発行・野尻湖フォーラム

野尻湖ナウマンゾウ博物館のリニューアルに向けて

野尻湖ナウマンゾウ博物館
学芸員 渡辺哲也

お気づきと思いますが、展示室の改修は交付金の趣旨から外れますので対象にはなっていません。展示替えは含まれていないのです。1階部分の整備が大きく、1階は博物館の受付というだけでなく、野尻湖観光の窓口になるような「拠点」を目指し、売店では地場産品も販売するなどして、観光的な側面も担います。また、カフェは地域住民の集える、地域のコミュニティの場としても活用してもらいたいと考えています。

増築はわずか29.48平方メートル(8.9坪)ですが、階段から2階エントランスまでが室内になりますので、増床が121.16平方メートル(36.6坪)になります。この部分は2階展示室へとつながる導入部分になりますので、国立公園野尻湖の自然を紹介する展示などをおこなう予定です。1階に新設する「体験ミュージアム」では簡単な発掘体験ができたり、ナウマンゾウの骨格パズルができたりと、体験を通して野尻湖発掘やナウマンゾウについて楽しく学んでもらうコーナーとなります。なお、「体験ミュージアム」内の展示、売店やカフェの備品は平成29年度地方創生推進交付金を得ておこなう予定でいましたが、審査の結果は不採択となってしまい、町の予算の中でこれらを整備することになりました。知恵を絞り、旧野尻湖小学校の棚や机をリノベーションして活用するなどして整備をする予定です。

文化庁補助事業

 内閣府の交付金で建物(ハード事業)の改修を進める一方、同時並行で文化庁の補助事業「平成29年度文化芸術振興費補助金(地域の核となる美術館・歴史博物館支援事業)」を活用し、ソフト事業を進めています。この補助事業は博物館が地域の住民と協力して、文化財の活用や観光振興等を目指すもので、核となる博物館を含んだ実行委員会を組織して実施するものとされています。 ⟩⟩⟩

 


文頭へ前へ次へ