2017年8月夏・編集発行・野尻湖フォーラム

虫が見えない

池宮理久

酸性雨について

 pH7が中性。人の関わりが無ければだいたいpH5.6が雨の普通の状態での酸性度となる。ここに火山の爆発や台風による海水の巻上げがあれば変わってくる。『長野県環境保全研究所報告2016』によれば1997年から2013年までpH4.8からpH5.2の間にある。この程度であれば大きな問題が起るほどではないそうだ。また白馬にある観測所では海外からの影響もうかがえるそうだ。これもpH5.2からpH4.8で大きな違いはない。中国や韓国、アジアの影響が驚くほどではないことがわかる。

福島第一原子力発電所事故による放射能の影響

 事故により微量なりと言えども信濃町にも放射能が降っている。これによって虫が放射能の影響は受けたはずだけれど それがどんな影響だったかはまだ良くわからない。

里山、村の暮らしの変化

 かつては里山も田畑も人の手が入り、それに適した木々や草が村の周りにあった。今は里山は放置され木々の様子、種類も変わってしまった。また水を張った田も減り、野原になった畑も多い。環境の変化により今までいた虫が居なくなってしまったのだ。つまり全部減っているのではなくて、ある種類が環境変化により住めなくなってきているということなのか?

 環境の変化ではないけれど、数年前にマイマイガが大発生した。そのマイマイガはウイルスの感染により大量死したと言われているそうだ。そのウイルスが他の蝶、蛾の類に感染してこれらを減らしている、という説もあるようだ。この話も昆虫のある種類が減っているという説になる。 ⟩⟩⟩

 


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